【臨床こぼれ話】第1回 ベースアップ評価料について
2026.03.15
皆さん、こんにちは。あおぞらクリニック 今村洋一です。
今回から臨床こぼれ話を連載させていただきます。さて、記念すべき1回目は診療報酬の改定のお話です。
衆議院の解散総選挙が行われ、結果は自民党が圧勝、中道連合は壊滅的な惨敗となりました。この結果についてはいろいろな意見があると思いますが、まずは、高市政権がどんな政策で望むのか、お手並み拝見と言ったところでしょうか?
一方、今年の診療報酬改定の大枠が決まり、今はいろいろ分析を行っているところですが、いち早く、ベースアップ評価料を3月1日までに届けるように、医師会などから通知がきました。
何でも、申請していないと今後の助成金に影響があるとの事。当院は患者さん負担になるので、と申請していなかったのですが、慌てて申請いたしました。しかし、これで職員の給与が上がるかというと、ごく僅かで、今後も定期的に報告する義務がある事を考えると、この申請に掛かる手間暇に見合うベースアップにはなっていません。
しかもこの制度、そのベースアップの財源を患者さんの診療費に上乗せすると言うのですから、かなり問題です。このベースアップ評価料を算定すれば、助成金が頂けるということであるなら、すぐにでも申請していたのですが、患者さんの負担となると、二の足を踏んだ医療機関も多かったのではないでしょうか。この点をもう少し深く追求してほしかったのですが「申請をしないのは、診療所がもうかっているからだ」といった間違えた解釈がされたとすれば、それはとても残念な事です。皆さんはいかがお考えでしょうか?
今後もいろいろな事に切り込んでいきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いいたします。
(みやき町 今村洋一)


